CD聴いてて、最後の曲が終わってまた一曲目に戻った時にグッとくる瞬間ってありませんか?
最近、明くる夜の羊の『紡ぐ、その日々』を聴いてて、最後の曲の『ワールドエンド』から頭に戻って一曲目の『そこにあって』が流れるこの流れに凄くグッときまして。
どちらの歌詞にも「明日」という言葉が入ってるけど、その言葉の印象が真逆のように感じた時にグッときました。
『ワールドエンド』の中での「明日」はサビの歌詞が強烈に残るせいか凄くネガティブな物という印象を受けて。ポジティブな希望として現れず朝が来て物語が終わっていくように感じて。
対して『そこにあって』の「明日」は最初の一文から凄くポジティブな希望として現れてるように感じて、CDをリピートで聴いた時にそれが対比のように感じれるのが凄くグッと来ます。
『ワールドエンド』が「おやすみ」で終わって、『そこにあって』で「明日になれば」と始まった時に、時間軸が少し戻るけど同じ世界の別の場所での物語が始まるような感じが凄く好きです。
あと『ワールドエンド』の終わりの無音が良い意味で短くて、間髪入れず『そこにあって』が始まるのが曲の印象をより違ったように聴こえるのも最高です。曲間ってやっぱり大事。
色々書きましたが、歌詞に関してはあくまで僕が聴いてて個人的に感じた感想なのでご了承願います。多分本来の意図は違うと思いますので。
でももし作った人の意図とズレてしまっても、聴いた人によって色々と違うイメージや物語が想像されるのって面白いなと思いました。歌詞カードを見ながら聴き直したりすることがまた楽しくなりました。